アロマディフューザーの選び方の3つのポイントまとめ!現役セラピストの私が選ぶおすすめ機種はこれ

アロマな日々

2019.05.03

空間に「アロマ(精油)」を香らせるには、香りをディフューズ(=拡散)させるディフューザーというものがあると便利です。

しかし、昔はアロマショップ内に少しの種類のディフューザーの取り扱いがあって、その限られた中から選んだりするものでしたが、現在は家電量販店、雑貨店、そしてインターネットで検索しようものなら選びきれないような莫大な種類のディフューザーが出てきます。

ネットで購入すると、おしゃれでかわいくて、しかもお値段もお手頃なものがたくさん出てきますね!

ただ、店頭で実際に使用感や操作を試すことが出来ないのって不安ではありませんか?

レビューが豊富な商品に関しては何となく使用イメージがわくこともあるかとも思いますが・・・。

自分もこれまで15年間様々なアロマショップで勤務したり、またセラピストもしておりディフューザーに実際に触れる機会が多かったこと、また選ばなければならない場面も多かったので、そのような自分の選ぶポイントや選び方が参考になればと思って今回の記事を書きました。

また、ネットでディフューザーについて調べてみると、たくさんのディフューザーの中から選んだひとつがたまたまはずれのものにあたってしまったがために、あたかも全てのディフューザーを否定するような記事があることを見て正直残念に感じてしまいました。

そういった点も踏まえて正しい選び方を解説しますね!

 

これから暑くなり、湿度も高くなってきて不快感を感じやすい季節にも移り変わっていきます。

正しくメンテナンスすればカビの心配もありませんし、シンプルなデザインを選べばお手入れも簡単です!

そして超音波で拡散するミストタイプのディフューザーでも、湿度は神経質になるほど上がりません。

 

アロマを味方につけて、毎日をすっきり快適にさわやかに過ごしていきましょう!

選び方

その1,効率的に香りを広げてくれるもの

やはりディフューザーを購入して香りを広げるからにはしっかりアロマの香りをお部屋に広げたいものですね。

そこで、効率よく香りを拡散させるには電気の力を借りるのが一番です。

今、電気式ディフューザーはデザインも価格も選ぶのに困ってしまうぐらい、無名から有名まで合わせると様々なメーカーから展開されています。

私は昔、アロマを初めて「焚いた」のは今から20年ちょっと前、お皿の下に小さなロウソクを置いて火をつけ、お皿の中に水とラベンダー精油を数的落として火で熱して香らせるものでした。

もともとロウソクも好きだったので、火を灯してアロマを香らせるといった行為そのものが楽しく、なんだか神秘的で気に入っていたのですが、結局火の取り扱いに気を付けなければならず場所を離れることができなかったことからだんだん離れて行ってしまいました。

電気式ディフューザーにも色々な種類がありますが、いくつかの例を挙げてみますと以下の通りになります。

  • 超音波式

水を張り、精油を垂らしてスイッチを入れると超音波を発生させミストとともに香りを広げてくれるタイプです。

  • 精油の原液を空気の力で気化させて拡散させる噴霧式

水で薄めず原液を空気の圧力で細かく気化させ拡散させるタイプになります。

見た目は理科の実験で使われそうな試験官のようなフォルムで、ガラス管の中には精油を気化させるための繊細なガラスの細い管の構造が興味をそそられます。

自分はかつて、食べ物で辛いものを追及していっては辛さに鈍感になり、より辛いものを求めてどんどん激辛をきわめようとしていた時代がありました。

それと同じように、アロマをいかに濃く広く香らせることを追及していくうちにこのタイプのディフューザーに行き着いた経歴があります。

しかし、空気中の精油濃度が濃くなりすぎて具合が悪くなることもしばしばあったために今は主に水と精油を使った超音波のディフューザーをメインに使用しております。

 

 

その2、狭い範囲で自分だけが楽しめるもの

①セラミックストーンや木にしみこませて香らせる、火も電気も使わないディフューザー

こちらは結構おススメです!

たとえ電気式のディフューザーをお持ちだったとしてもひとつは持っていると便利です。

なぜなら、忙しい毎日の中で電気式ディフューザーにお水を張ってアロマを垂らす・・・たったこれだけのことなのに人間はめんどくさくなってしまうと続かなくなってしまうものなのです。

これではせっかくのアロマが使われずに放置されて悪くなっていってしまうことにもなりかねません。

なんでもそうですが、あまりこだわりすぎずにたまには楽をしながらでも続けることが継続する秘訣でもあります。

このタイプですと水も火も使わない、洗ったりお手入れなども不要、ただアロマを垂らすだけ!といったエコで簡単極まりないディフューザーとなります。

枕もとなどベッドサイドに、またオフィスのデスクにロッカーに、あるいは車に・・・と気軽に運べて場所を選びません!

セラミックディフューザーなどは、香りが飛んでしまえばそのまま別のアロマを垂らして繰り返し長く使用することが可能なので、1,000円以内で購入できることを考えるとコスパは最高ですよね!

とってもお手頃で、お手軽ディフューザーなのです。

忙しい夜でもパパッとアロマを楽しめるように是非1つは持っておくことをおすすめ致します♪

 

②USBタイプでパソコンに繋げて使えるもの

香りを垂らせるカートリッジをセットして、パソコンのUSBに挿し込んで香りを楽しむタイプです。

そして今は大手の家電メーカーが開発したスティックタイプのスマートで小さなポータブルアロマディフューザーが注目されています。

見た目がシンプルでクールなため男性から関心や人気を集めていますが、数種類の香りを携帯できて、その都度フレッシュな香りを楽しむことが可能とのことで 今自分もとても気になっているアイテムです!

 

③ 電池式あるいは充電式で専用パッドに染み込ませてセットし、中の小さなファンが回って香りを拡散させる

最近アロマショップだけではなく雑貨店でも取り扱いが非常に多くなってきたアロマディフューザーですが、小型のファン内蔵式ディフューザーはとても便利です。

前述で紹介した水や電気も不要のセラミックや木などを使ったディフューザーに比べるともう少し広い範囲に香りが広がることと、アウトドアで虫よけアロマを香らせて虫よけに使用することや、車の中の空気を変えたり車酔い予防や眠気予防にもおすすめです。

小さいのに、ライトが付いているものもありますので、ちょっとしたアロマギフトにもいいですね!

 

その3、 視覚(聴覚)的に楽しめるもの

①アロマライト

温めた熱により精油を揮発させながら香りを広げるタイプで、電球による暖かな灯りと優しい香りで心もなごみます。

デザインも星の数ほど出回っており、かわいいデザインからスタイリッシュなものまでありますので悩みますが選ぶのも楽しくなります。

私は幼い頃からキャンドルや小さなライトなどの間接照明が好きだったのですが、その理由は電気を暗くして、それらの小さな灯りを灯すだけで全く別の世界に来たような気分になれるからでした。

そして、小学生のときにその薄暗い小さな灯りの世界にはまり、部屋を暗くして間接照明のみにし、ラジカセを手に入れてからは大好きなジャズやボサノバをラジオからカセットに録音してその雰囲気にひたり、それがとっておきの時間でした。

そこにお酒があればもうすっかりバーみたいな雰囲気に…(子供部屋の1室で)

ちょっとおかしな子供時代でした。

 

②電気式ディフューザー

香らせる形態は最初に紹介した超音波式が多いのですが、そこにプラスして

  • ライトの色が変わる
  • ほたるのように強弱をつけてライトが灯る
  • 癒しの音源が内蔵されている(小川のせせらぎ、小鳥のさえずり、ヒーリングミュージックなど)
  • MP3などと繋いでお好きな曲をディフューザーでかける

などといった機能を持ち合わせたディフューザーも多いです。

 

③アロマキャンドルやバーナー式アロマディフューザー

火の取り扱いさえ気を付ければ、やっぱり一番好きなタイプですね!

アロマの香りそのままクリアでフレッシュに楽しむとしたら、とにかく熱を加えない方が香りの質が変質しないのですが・・・。

まず、香り以前にロウソクの灯りというのはただ見つめているだけで心が安らぎますよね。

それは「f/1ゆらぎ」という自然界の持つ独特で不規則な心地よいリズムによるものです。

「f/1ゆらぎ」というのはロウソクの炎以外にも、波のさざめきや小川のせせらぐ音、鳥たちのさえずる声などからも発せられるので、上に挙げた音源を内蔵したタイプのディフューザーが癒しを与えるものとして採用しているのもこのためですね。

また、温めることによるアロマの甘美な香りが溶けたロウの香りと相まって、より一層疲れた心を温めてくれます。

ただ、使用する際には火のお取り扱いにじゅうぶん気を付けてくださいね!

 

 

おすすめ機種はこれ!

Stadler Form(スタッドラーフォーム)社のJasmin(ジャスミン)ディフューザー


 

  • 連続で香りを香らせる、または香らせたり休んだりする間欠モードの2種類のみのシンプルな機能の超音波式アロマディフューザー。
  • 連続運転では最長7時間
  • インターバル(間欠)運転では21時間( 10分運転して20分停止する )
  • 対応面積:10畳

私が気に入っているのは、機能やデザインがとにかくシンプルなことです。

素材はABS樹脂というものですが、一見陶器製にも見えます!

それに加えて、

  • たった精油2滴でも香りをじゅうぶん広げられる(自分はもう少し入れてますが・・・)
  • ミストの質が細かくて本当に良質なので、設置場所周辺を一切濡らさない(他社のものだと設置した台がびしょびしょになる)
  • シンプルな構造なのでお手入れがとっても楽なこと

色々なディフューザーを購入してきましたが、このディフューザーだと使い方やお手入れが簡単なので、毎日でも面倒臭くならずに使い続けることができますね!

 

まとめ

ひとくちにアロマディフューザーと言いましても、世間にはここに挙げている以外にもとんでもない量の種類・機能・デザイン・価格のものが世の中に溢れています。

それはアロマディフューザーに限ったものではありませんよね!

何かを購入するとき、限られたお店で限られた商品数の中からなら選びやすいものですが、このインターネット時代には世界中から情報を集めることができるので、その情報量の多さゆえにたったひとつの商品も選びにくくなった気が致します。

選択肢が増えるのはもちろん嬉しいことでもあるのですが、あまりにも選択肢が多すぎるのも考え物だな、と感じることがよくあります。

まずは自分が一番求めているものを見極めることが大事なことだと思います。

アロマディフューザーだったら、今の生活スタイルで時間に余裕があるのか無いのか、使用する時間帯やアロマを使用する1番の目的などに添ったものを基準に考えていきましょう。

おすすめしたディフューザーは、やはり自分が時間が無い毎日の中で簡単に、でもしっかりした精油の成分を広げて自分の体内に取り込むことが目的だったからです。

そこには灯りや音楽などの機能は重要視致しませんでした。

あと、自分も含めよく色々な方が口にするのがディフューザーを置くと部屋をきれいに保っていたくなる、ということです。

せっかくのディフューザーがホコリだらけの台や散らかった部屋に埋もれていては残念ですよね。

ディフューザーを設置することによって、そのディフューザーに相応しい空間づくりをしたくなるのでお部屋をきれいに保つモチベーションになる利点もあるようですよ!

各部屋にお気に入りのディフューザーを置くのも楽しいですが、まずはお気に入りの1台が見つけられる参考になりましたら幸いです。

「アロマディフューザーで香りを楽しむ」という新しい習慣は、日々の暮らしに必ず小さなワクワクを与えてくれることは間違いないでしょう!

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