花粉症に効果のあるアロマオイル(精油)は?おすすめの3つの使い方も紹介

アロマな日々

2019.03.13

 

毎年、花粉の季節を憂鬱に感じている方は多いと思います。

ここ近年の異常気象により花粉の量は増えてきていて、体へ花粉が蓄積しやすくなっただけでなく、疲労の蓄積による免疫力低下からも不本意ながら花粉症デビューしてしまう方も年々増えてきているようですね。

かく言う著者である私も数年前に発症してしまい、今は受け止めて上手に付き合っていけるよう工夫しております。

花粉症になり夜も眠れないほどの鼻づまりやくしゃみ、目のかゆみなどのひどい不快感にさいなまれると、早く楽になりたくてわらにもすがる思いでついついすぐ薬に頼ってしまいますよね!

 

でも薬って、その時は楽になれても

できることならなるべく薬には頼らずに過ごしたい!

と思っていませんか?

 

薬は「百害あって一利なし」とも言われるように、長期的に摂取することは避けたいものですよね!

最近テレビや雑誌などでも身体の不調のケアや美容にも良いアロマですが、

かつてブラック企業で心身の崩壊をアロマによって救われて以来、アロマ歴14年の著者がアロマで簡単にできる花粉ケアをお伝えしていきたいと思います。

 

 

花粉症に効果のあるアロマオイルはユーカリだけど…。

 

花粉にいいアロマをインターネット検索やアロマの本などでをささっと調べてみると、よく「花粉症にはユーカリ」などと記載がされていると思います。

そう、あのコアラのごはんでも有名なユーカリですね!

 

でも気を付けないとユーカリはユーカリでも

「花粉症対策ではないユーカリ」

というものも存在するんです。

ではその花粉でつらい鼻づまりに不向きなアロマって何なのでしょうか?

 

レモンユーカリ(別名ユーカリシトリオドラ)はあまり効果がないので注意

花粉症で感じるムズムズや不快感極まりない鼻づまり、スーッと爽快な刺激で楽にしてくれる成分が「1,8-シネオール」です。

花粉症の大きな助けになってくれるユーカリには、その主成分がほぼ「1,8-シネオール」 となっているのに対して、

「レモンユーカリ」の1,8-シネオールは1%以下ほど、と言われているんですね。

だから、


レモンユーカリ(別名ユーカリシトリオドラ)精油は花粉症に対してのスーッとした効果が弱い

という事になるんです。

 

花粉に効果のあるユーカリは「ユーカリラディアータ」「ユーカリグロブルス」

 

よく口をゆすぐとスーッと感じる液体のマウスウォッシュの裏面の成分にも「1,8-シネオール」と記載があったりしますね。

 

ユーカリはユーカリでも、この 1,8-シネオールという 成分を元々持ち合わせている種類が、花粉症でイガイガした鼻や喉をスッキリさせることができるのです。

そのユーカリの種類というのが、

・ユーカリラディアータ

・ユーカリグロブルス

という名前のものになります。

 

代わりに、レモンユーカリには「シトロネラール」という成分が含まれているお陰で関節痛やリウマチなどの痛み、そして虫除けに役に立ちます。

 

ただ、花粉症への効果は非常に薄いのでそこは気を付けましょう!

 

 

店頭で販売などをしていると、お客様がよく

「ネット(あるいはテレビ)で花粉にはユーカリがいいって言ってた!

でも、こんなにユーカリって種類あるのね・・・?」

と戸惑われるシーンがよくありました。

 

ユーカリに限らず、「ローズマリー」や「カモミール」など、植物の名前の後ろに成分の特徴を表す言葉が付いていることがあります。

 

例えばローズマリーだと「ローズマリーシネオール」や「ローズマリーカンファー」のように。

 

この言葉が付いているものは「ケモタイプ」などと呼ばれ、前述の例に挙げたユーカリのように、そのケモタイプによって成分や特徴が違い、私たちへの作用も変わってきます。

ですから今例に挙げた「ローズマリーシネオール」は、ユーカリとは植物の種類が違っても花粉症に有用!ということになりますね!

 

☆その他にシネオールを含む精油

・ローズマリー(シネオール)

・ラバンジン

・ラヴィンツァラ

・カユプテ

・ニアウリ

 

また、シネオールでなくとも花粉症に良いオイル としてメントールを含むペパーミントもおすすめです。

ペパーミントは頭痛を軽減させてくれるので、花粉でボーッとなった頭もスッキリさせてくれますよ!

 

「花粉対策アロマ」のおすすめの3つの使い方も紹介

 

電気式アロマディフューザーやアロマ対応の加湿器が無くても花粉対策アロマを活用することはじゅうぶん可能です!

 

ここでは私がおすすめする花粉対策アロマの簡単活用術を3つ紹介させていただきますのでチェックしてみてくださいね!

 

その1.ティッシュにつけて吸入

 

畳んだティッシュに2、3滴精油を垂らして鼻に近づけ香りを吸い込んでみましょう!

 

私は精油を垂らしたティッシュを小さくたたんで胸ポケットに入れたりしています!

あらかじめ4つ折りくらいに小さくたたんだティッシュに精油を3滴ほど垂らし、

さらに2回くらいたたんでポケットに入れると精油がしみてこないのでおすすめです。

そうすると鼻の下から香りが優しくふわ~っと上がってきて鼻も気分もスッキリしますよ♪

 

その2.簡易ディフューザー で芳香浴

 

電気式のディフューザーがなくても、蒸気で香りを広げることによってディフューザーと同等の効果を得られる方法があります。

それはどのようにするのかといいますと、次の通りです!

電気ケトルなどで沸かした60度くらいの熱めのお湯を耐熱のカップに張り、そこに精油を2、3滴垂らしてお部屋に香りを拡散する

これで少し広範囲の空間にアロマを広げることができますよね。

風邪やインフルエンザの流行る時期には、抗ウィルス作用や殺菌作用を持つユーカリラディアータやユーカリグロブルスを空気中に広げておくと感染力も落とすことができるんです!

 

そしてもうひとつ、こちらもおすすめです!

熱めのお湯に精油を入れたカップを持ち鼻に近づけ目を閉じ、蒸気とともに上がってくる香りをゆっくり吸い込む

 

さらに効果を出したいときには洗面器にお湯を張り、精油を2、3滴垂らしてバスタオルなど大きめのタオルで自分と洗面器をすっぽり覆うようにかぶって蒸気を吸うのがおすすめです!

 

このときむせないように気を付けながら、口でゆっくり蒸気を吸い込むと喉の殺菌もできますね!

私はこれで、つばを飲むのもつらいぐらいの喉の痛みをすぐに和らげることができました。

 

※蒸気を吸い込むときには、目に入るとしみて涙が出ます。

必ず目はとじてくださいね!

 

 

その3.マスクに垂らす

 

マスクの表面で皮膚に直接触れない場所に1、2滴垂らすと呼吸をする度にスッキリ爽やか☆

 

こちらは一番てっとり早い方法ですね!

出がけに、ランチ後の眠気覚ましにもすばやくできるのでおすすめです。

 

このときに精油を垂らす場所なのですが、皮膚に触れて刺激にならないように皮膚と少し空間ができるところをねらいましょう。

鼻と唇の間だと空間もできて香りも吸いやすい場所なのでいいですね!

 

アロマ(精油)を扱う上での注意点

・アロマセラピーはあくまでも自然療法で薬ではないこと

・肌に原液を付けないこと

・猫ちゃんのいる部屋ではアロマは焚かない

※猫は腎臓機能が弱く解毒出来ないこと、

そして体の小さいペットにはアロマの香りは強く感じられるので濃度には注意が必要です!

・赤ちゃんや乳幼児、そして妊婦さんには香りや刺激の優しい「ユーカリラディアータ」がオススメ

 

1番大切なことは100%天然由来のものであること。

天然100%の物のみ「精油」と呼ぶことができるのです

現在、「アロマオイル」という名前で雑貨店や100円ショップなどでも小瓶に入った何やらそれっぽいものが販売されています。

しかも、天然精油と同じように

ラベンダー

とか、

ローズ

などとラベルに記載がされていたりします。

 

しかし、植物由来の100%の成分しかハーブの薬効効果はありません!

人工的に作られた香料では意味がないんです

天然由来のものにはその植物の産地や有効期限、ロット番号などが記載されておりますので、本物を見極める際の参考にしてみて下さいね!

まとめ

アロマって単なる香りだと思われることも多いですが、こんな風に植物の種類ごとに違った効果効能を持っていたりして、ちょこっと知っておくだけですごく便利で役に立つものなんです。

使い方が分からないとか、知識がないからといって避けてしまうなんて、とってももったいないと思います!

使い方もそんなに難しくはなかったのではないでしょうか?

 

もしアロマの心地よさがわかって、もう一歩足を踏み入れてみたくなったら

他にも、

・エタノールと精油、水を混ぜてアロマスプレーを作る

・ホホバオイルやスィートアーモンドオイルといった植物油(キャリアオイル)に希釈して鼻下やデコルテに直接塗る

など、他にも使い道が色々ありますよ!

 

またアロマの活用法や、きちんとした植物由来のアロマを手に入れることのできるおすすめのショップなどは改めて別の記事でご案内していこうと思いますので楽しみにしていてくださいね!

 

花粉対策だけではなく、日ごろのストレスケアや眠りに関するお悩み、肌トラブルなど、アロマは様々なシーンで助けてくれます。

 

このサイトに訪れてくださった皆さまの健康や笑顔のために、少しでもお役に立てますように・・・(*^^*)

 

 

 

 

 

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